雪蟷螂 紅玉いづき
- 作者: 紅玉いづき,岩城拓郎
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/02/01
- メディア: 文庫
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涙も凍る冬の山脈に雪蟷螂の女が起つ。この婚礼に永遠の祝福を―。長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、ひとつの約束がなされた。それは、想い人を喰らう“雪蟷螂”とも言われるフェルビエ族の女族長アルテシアと、永遠生を信仰する敵族ミルデ族長オウガとの政略結婚だった。しかし、その約束の儀は、世代を超えて交錯する人々の想いにより阻まれる。果たして、山脈の地に平和は訪れるのか。そして、極寒の地に舞う恋の行方は…。『ミミズクと夜の王』『MAMA』に続く“人喰い物語”最終譚。
ミミズクと夜の王、MAMA、最近だとゲーム「フラジール」内の七色クロシェットを書いた紅玉いづきさんの新刊。
雪蟷螂が読めなかった人ー。(・∀・)ノシ
何故か「ゆきとかげ」とか読んでましたー。トカゲは蜥蜴だ。
コテコテのファンタジーだあ、と思ったら途中でミステリー?になったけど結局ファンタジーでした。
いやあもう、えっとそのもう、普通に良かった、と思います。
ミミズクみたいな泣ける要素はさっぱり無かったような気がします。(人によるかもしれませんが)
というのも、登場人物にさっぱり感情移入できない。出てくる奴らの全員が、何考えてるのかわからない…というか、環境が極端なんで思考も極端。そりゃわかんねえわな。
誰が主役なんだか。
雪の描写がいいかんじだと思います。冷たく厳しいかんじが常に作品全体を覆っている。みたいな。
特に最初の、少年を助けるシーンが良かった。
あと叔母さん。
あとは好みの問題かな。
人喰い三部作らしいですよ。ミミズクとかMAMAって人喰いの話だったっけ?
紅玉さんは次も電撃で書くのかしら?