ある日、爆弾がおちてきて 古橋秀之

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)


「人間じゃなくて“爆弾”?」「はい、そうです。最新型ですよ〜」。ある日、空から落ちてきた50ギガトンの“爆弾”は、なぜかむかし好きだった女の子に似ていて、しかも胸にはタイマーがコチコチと音を立てていて―「都心に投下された新型爆弾とのデート」を描く表題作をはじめ、「くしゃみをするたびに記憶が退行する奇病」「毎夜たずねてくる死んだガールフレンド」「図書館に住む小さな神様」「肉体のないクラスメイト」などなど、奇才・古橋秀之が贈る、温かくておかしくてちょっとフシギな七つのボーイ・ミーツ・ガール。『電気hp』に好評掲載された短編に、書き下ろしを加えて文庫化。

表紙絵がギャルゲ絵っぽいからそっち系かと思って気にしてなかったんだけど、微妙に評判がよろしいようで、しかも短編集らしいので、買ってきました。今更ですけど。
これは当たりです。自分好み。ちょっと萌え系が入ってるけど、そこを気にしなきゃ乙一っぽいです。
あとがきにわざわざ図解で解説してあるとおり、時間軸がちょっとズレた少年少女のボーイミーツガールです。
こういう時間軸がズレた二人の話とか好きです。乙一ならCalling You、あと涼宮ハルヒとか。
ただ、折角いい設定の話なのにオチが弱いというか、乙一だったらもっとバシっとしたオチをつけるのになあ、勿体ねー、とか思いました。
特に「恋する死者の夜」。ああ、すごくいい設定なのにあともうちょい!
最後の「むかし、爆弾がおちてきて」が一番好きです。オチもいいし。



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