かるた 1 竹下けんじろう

かるた 1 (少年チャンピオン・コミックス)

かるた 1 (少年チャンピオン・コミックス)

熱いかるたバトル漫画。私も一時期覚えたんだけどね、もう20首すらマトモに言えるかどうか分かんねーすよ。それも覚えるだけでギリギリだったからゲームじゃ役に立たないんだコレが。
で、この漫画の主人公は1話で百人一首が上の句と下の句で構成されていることすら知らなかったド素人なのに2話で当然のように百首覚えてる!下の句→上の句の連想も瞬時にできる!!スゲーよ、私が長いことかけてやったことを…っていうか私はこの2話のレベルすら達していませんでしたよ、これが若さというものか。そりゃ歌を覚える描写なんて漫画的にかったるいから端折るものだろうけどさ。
で、主人公と一緒にかるた部へ入部した女の子も素人と見せかけて結構できるじゃないか。1話の時点で下の札を見てちゃんと漢字で読めるなんて、素人は出来ないよ!(「よにあふさかの」と書かれた札を「よに逢坂(おうさか)の」と読んでいる)2話じゃ百首全部覚えてたみたいだしね…絶対記憶力とは違うだろうに…当然のように……。
そのわりに主人公は「きみがため」でお手つきをするという、素人くさいミスをするし、読者に対して決まり字の説明は殆ど無いし友札とかさ、雰囲気で分かるけど。ルール分かんなくても雰囲気だけで楽しめるってのはヒカルの碁みたいだな。
主人公の居合い抜きは「両手を使った」以前に「読む前は床に手を付ける」というルールに違反してないか?手の横が付いてるから大丈夫という理屈か?骨折したら速やかに退場しようよ、周りの人も止めろよ。
文句ばっか言ってるみたいだけどすごくおもしろかったです。次巻も楽しみ。
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ああー、百人一首やりたいなー。実家に帰った時に札と雀牌持ってこようかなー。(すごく重いけど)