刀語 第四話 薄刀・針(ハクトウ・ハリ) 西尾維新

刀語 第四話 薄刀・針 (講談社BOX)

刀語 第四話 薄刀・針 (講談社BOX)


「そいつを倒せば、俺が日本最強になれるってことだろう?」
“日本最強”の堕剣士・錆白兵から叩きつけられた挑戦状!無刀の剣士・鑢七花と奇策士・とがめは、薄刀『針』を所有する錆から、その刀と、日本最強の称号を奪い取ることはできるのか――?伝説の刀鍛冶・四季崎記紀が完成させた“刀”は12本――残るは9本!刀語、第4話の対戦相手は、日本最強の称号をほしいままにする錆白兵
衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第4弾!

あははははは、あははははははは、これはいい!指差して笑いたくなる本ですね!賛否が分かれそうです。駄目な人は本を壁に叩きつけたくなるんじゃないでしょうか。私は大好きです!「今後こういう展開とか出てくるんじゃねえ?」とか、周りが言い出す前に先手を取ったか、西尾維新!(どうだろう?)
今回のお相手は日本最強の錆白兵!間違ってないぞ、一応!
今月のまにわにー。蝶々と蟷螂と蜜蜂。名前が可愛いなと思ってページを捲って挿絵を見たら、どこのお遊戯会かと。虫組、魚組、鳥組ってどこの幼稚園のクラス分けかと。
「おれ、結婚するんだ」で声に出して笑いました。刀語の方向性というか、楽しみ方が分かったような気がしました。テニスの王子様の見方が分かったような、ネウロドーピングコンソメスープが出てきたような、そんな心境。
真の主役はまにわにか。一気に3人もお亡くなりになっちゃって、さて、今後足りない分はどうするんだろう。ここまできたらまにわにが出なかったらこの小説にとってマイナスになりかねない。鴛鴦ちゃんが3倍長生きしたりして。
最後の七花ととがめの会話は脳内で三倍速で再生されました。どこぞの戯言遣いみたいな饒舌っぷり。そして最後の恒例の刀所有者のコマンド。どんな技かさっぱり分からんな(笑)!
「拙者にときめいてもらうでござる!」が聞けなかったのは残念だけど、結構オイシイポジションだぞ、錆白兵!今後、「いろんな奴と戦ってきたが、やはりあの最強錆白兵との戦いが一番ヤバかったな!」とか言われるよきっと。