笑わない数学者 森博嗣


偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開かれたパーティの席上、博士は庭にある大きなオリオン像を消してみせた。一夜あけて、再びオリオン像が現れた時、2つの死体が発見され…。犀川助教授と西之園萌絵の理系師弟コンビが館の謎と殺人事件の真相を探る。超絶の森ミステリィ第3弾。

というわけでS&M第3弾。さすがにこれは簡単すぎる。以下弱冠のネタバレ。
本を開いた瞬間にトリックが分かったと言っても過言ではないでしょう。……たぶん、殆どの人は分かる。問題はそんな簡単なトリックに作中の人が全然気づいて無かったということで。……まあいいや。
というか私はオリオン像どーのこーのより、無重力で紙飛行機を飛ばしたらどうなるか、という問題の方が気になりましたよ。軽ーく犀川先生が答えてるけどその答えに納得がいかない。
私は「円弧を描いて宙返り飛行」するものだと思ってたんですけど、犀川先生の答えは「前後軸を中心にロールしながら飛ぶ」。
森先生自身が浮遊工作室で解説してますが…
http://www.ne.jp/asahi/beat/non/plane/plane00/plane14.html
……分かりません。つまり空気が無いから浮力は無いんですか?違うな、落ちてないと浮力が無くて……えー、図解で説明してください。
そこが一番気になりました。本の感想になってないな。


「一番、下品な格言って知ってる?」
「働かざるもの食うべからず、ですよね?」