トリプルプレイ助悪郎 西尾維新

トリプルプレイ助悪郎 (講談社ノベルス)

岐阜県の山奥――裏腹亭。
偉大な作家・髑髏畑百足が生活していた建物に、その娘であり小説家である髑髏畑一葉はやってきた。
三重殺の案山子―刑部山茶花―が送りつけた予告状から事件は始まる――。
気鋭・西尾維新が御大・清涼院流水の生み出したＪＤＣワールドに挑む！
維新×流水＝無限大∞

あれ？絵が違う…シリウス掲載時は鶯さんという人だったのに、のがるわこさんという人に変更。あのいかにもラノベっぽいイマドキな萌え絵は駄目だったんだろうか。私としては鶯さんの絵の方が描きやすくていいけど。
というわけでトリプルプレイ助悪郎。戯言の時と同じようにタイトルから作ったんだろうかと思ったら本当にタイトルから作ったらしい。
ＪＤＣトリビュート第２弾。別にＪＤＣでなくてもいい感じがひしひしと伝わってきますが。あーでも探偵があっさり死ぬところなんかＪＤＣっぽいかもねえ。
「読者への挑戦状」付きです。「絶対解けっこない」って書いてある非常に挑戦的な挑戦状です。でもそれほど難易度は高くない気がしないでもない気がするのでレッツトライ。
ダブルダウン勘繰郎は勘繰郎の心意気が好きだったから好きだけど、こっちには特に好感度の高いキャラがいないからそれほど好きじゃないかも。１度の盗みで３人殺す三重殺という設定が上遠野さんのペイパーカットを連想してしまった。

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