みんな元気。 舞城王太郎

みんな元気。 (新潮文庫)

舞城王太郎最強短篇集。家族なんて入れ替え可能だっつうの。人生は愛と選択に満ちている。
夜中に目覚めると、隣の姉が眠りながら浮かんでいた――。あの日から本当に色んなことが起きた。竜巻が私たちの町を襲い、妹の朝ちゃんは空飛ぶ一家に連れさられてしまう。彼らは家族の交換に来たのだった（表題作）。西暁町で繰り返される山火事と殺人の謎（「矢を止める五羽の梔鳥」）。単行本『みんな元気。』から３篇をセレクト。２１世紀旗手による、〈愛と選択〉の短篇集。

「みんな元気。」「Ｄｅａｄ　ｆｏｒ　Ｇｏｏｄ」「矢を止める五羽の梔鳥」収録。
相変わらずの舞城さん。ワケが分からないが言わんとしてることは分かる。というか共感部分が多い。結局世界は愛ですよ。家族なんか入替可能だっつの。こういうドライなんだけど全ての行動原理は愛っていうところが、やっぱり舞城さんは女性的だなあと思った。

この記事が気に入った方はクリックをお願いします。↓