きみとぼくが壊した世界 西尾維新

きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス)

きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス)


黒猫×様刻×ロンドン!
謎が謎を呼ぶ、「世界シリーズ」第3弾!
これぞ「きみとぼく」本格ミステリ
奇妙な相談を受け、シャーロック・ホームズが愛した街・ロンドンへと誘われた病院坂黒猫と櫃内様刻。次々と巻き起こる事件の謎解き合戦が始まった!これぞ世界に囲われた「きみとぼく」のための本格ミステリ

時間が無くても西尾維新は読むよっ!
よーし、いつも通り、きみとぼく推理しながら読んじゃうぞーと思ったら、
目次が、


せんたくもんだい編
あなうめもんだい編
ちょうぶんもんだい編
ろんぶんもんだい編
まるばつもんだい編
えんでぃんぐ

かいとう編が無いんですが…。
………推理するのやめとこ…。
以下ネタバレ。
黒猫さん死ななくてよかったーーー!!
とにかくもうコレだけが心配でした。えんでぃんぐの最後の1文字まで見るまで全然安心できなかったもん。他は作中作だけど、4章だけは本当でした、とかいかにもやりそうだったし、このシリーズの場合、あっさり黒猫さんが死んじゃっても不思議じゃないだもの。タイトルが「きみとぼくが壊した世界」だし、何が壊れるか分かったもんじゃねー。ああ、よかったよかった。
さて、変則的な本でしたが、おもしろかったです。全然アリです。
途中でわけわかんなくなって把握するのを放棄したけど。黒猫さんが死ななければなんでもいい。夢オチでもいい。
さすがわざわざロンドンに行ってきただけのことはあって、ロンドンの描写もいろいろおもしろかったです。イギリスに行きたくなりました。特にホームズ博物館とか!(ホームズファンじゃないどころかホームズ読んだこともないが)
黒猫さんが可愛いなあ。可愛いよりおもしろいの方が上回っているけどな。作品の性質上、書いてあることを鵜呑みにするわけにはいかないが、鵜呑みにしとくよ。
飛行機で人が死んでいた時、「おいおい、殺しちゃダメだろー様刻くん」とか素直に思ってしまった。状況的に一番疑わしいとはいえ、ストレートに疑われる主人公って…。
弔士くんが黒猫さんの死体を見つけたら、泣き喚いてキスしてその後観光に出掛ける、というのはいかにもありそうだな、と思った。
黒猫さん密室殺人事件を解かずに放置するところが、様刻くんらしいなと思った。
あと笛吹って苗字かと思ったら名前だった。
とにかく黒猫さん祭りでした。


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