刀語 第十話 誠刀・銓(セイトウ・ハカリ) 西尾維新
- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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虚刀流・鑢七花と奇策士とがめが蒐集する変体刀は、いよいよ十本目。
対象は誠刀『銓』、所在は陸奥の百刑場。
そこは、先の大乱を導いたとがめの父・飛騨鷹比等が、七花の父・鑢六枝に斬殺されたという呪われた土地だった。
今度の敵は彼我木輪廻。仙人です。こないだロボットと戦ってたし仙人ぐらいどうってことないでしょう。
この仙人、背格好は凍空こなゆき、髪型は鑢七実、姿勢は汽口慚愧、ちょっと敦賀迷彩も入ってるという、今までの強敵を混ぜたキメラみたいな奴です。しかし見事に女ばかりのブレンドです。七花め…。
性格はべらべらと知ったかぶりでいじわるばかり言うという、これで外見が兎吊木さんみたいなんだったらかなり女性ファンとか付きそうなかんじですが、いかんせん幼女なので萌えられず。つまり飛弾鷹比等に萌えろと、そういうことですね。飛弾鷹比等×鑢六枝とかなんかそんなかんじで。
しかしこの性格の父がもし存命で、とがめと暮らしてたら…嫌な家族だよね。
今月のまにわには、鳳凰が弱気で人鳥がオロオロしてるだけ。次に鳳凰が死んだら最終的に人鳥が残って、まにわに最終頭領として思わぬ活躍を見せてくれるかもしれない。いや、どうせなら最後までかませ犬であることを期待しているけど。
めずらしく、というか初めて、引きで終わっています。ネコソギのように10、11、12月は連続しているのかも。
そんなわけでついに刀が12本、舞台に出揃いましたね。最後には七花が12本の刀を吸収して、超究合体・虚刀「鑢」という巨大ロボに変形してくれたら…西尾さんを尊敬し直します。
- 西尾維新ベーシック
西尾さんがデビュー5周年てことで、なんか本屋で小冊子としおりが無料配布されていました。たかが5周年でこんなことしてもらえるなんて…。
ゴネンガタリに竹さんの書き下ろしカットが。小さいけど。
アマゾンがやったらしい「西尾維新全キャラクターアンケート」とやらが。
上位は無難に戯言キャラ。そんな中で5位の戦場ヶ原ひたぎがかなりの検討っぷり。
と思いきや13、14、15位が阿良々木暦、神原駿河、八九寺真宵。化物語だけなんでそんなに。そういうタイミングだったのかな。
とがめさんは20位でした。頑張れ刀語。
で、化物語の前日譚「傷物語」が秋刊行予定の雑誌「パンドラ」に一挙掲載、だそうです。パンドラ?何それ?とにかく今度こそこよみヴァンプを。
で、しおりが10枚。各キャラのカラーイラストと、裏側にはそのキャラの台詞が。下がその一覧。
哀川潤 「嫌なことは嫌々やれ。好きなことは好きにやれ」
汽口慚愧 「心の鬼を心で斬る。これをもって慚愧と名乗る」
ツナギ 「ああ」「この恐るべき雑魚の名前だったかしら――それ」
病院坂黒猫 「僕は」「分からないことがあるのなら 死んだ方がマシだ」
戦場ヶ原ひたぎ「私みたいなキャラのことを、ツンデレっていうのでしょう?」
零崎人識 「殺して解して並べて揃えて晒してやんよ」
錆白兵 「拙者にときめいてもらうでござる!」
西条玉藻 「ゆらーりぃ……」「……ゆぅらぁりぃ……」「――ぴたり」
零崎軋識 「かるーく零崎を始めるちゃ」
右下るれろ 「あたしは一人さ」「生まれたときから、ずっと一人さ。木の股から生まれ、石をかじり、泥を啜って生きてきた」
なんだその微妙なラインナップはーーー!?
特にるれろさん。何でだよ、何でるれろさんなんだよ!その台詞もどこのだか覚えてないよ!長いし。
錆白兵…それはギャグで言っているのか?
汽口慚愧。早いよ。新キャラすぎるよ。西尾さんが是非汽口慚愧は入れてくれと言ったに違いない。今月の刀語にも無駄にたくさん出てきたしな。
黒猫さん、ひたぎときて、りすかじゃなくてツナギさんかよ。
玉藻ちゃんも微妙だなあ。
いーちゃんがいない…。でも人識は入れるんですね。
このしおりの選出したのは誰なんだ。………もしかして本屋によって置いてあるしおりが違うのかな?……いや、まさか、そこまで手の込んだことは。
そうそう、もうすぐぶきそぼが出るけど(もう出てるか?)きみぼくと両方、ハードカバーが出るらしいよ。なんでわざわざそんな。2000円もするし。誰が買うんだよ。
http://www.taiyosha.co.jp/book/index_pic.html
あと西尾維新スターターパックってのもどうかと思うね。誰が買うんだよ。いや袋とシールは欲しいけど。
http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/nisioisin/
普通に竹さんの画集とか出そうや。