お菓子な片想い ２ 阿部川キネコ

お菓子な片想い 第2集 (バンブー・コミックス)

傾向が真逆だけど辣韮に匹敵するぐらい好きなお菓子な片想いの２巻。辣韮はギャグマンガ的なおもしろさだけどこっちはストーリーマンガ的なおもしろさ。最後のバレンタインでいきなり話の展開が早いと思ったら２巻完結でしたか。残念ー。
やっぱいいわー、この漫画。ケティランドのくだりは泣きそうになった。泣くような展開がどこにあったかと思われるでしょうが私の涙腺は「幸せ」に弱いんだー。「かわいそう」とか「ひどい」とかじゃ全然泣けないんだけどね。怒濤の展開の末の感動のゴールみたいなのより、こういう日常のちょっとした幸せに弱い。好きな人と一緒にいるだけで幸せ。いいじゃないですか。噴水前で二人が会って、背景で花火が上がってて、もうそんだけで。
あと野球部の彼が公園を抜ける間だけ手を繋ぐところもいい。なんだこれ、全員片想いの逆走ラブストーリーか！？（どっかで聞いたフレーズだ）結局最後まで全員片想いなんだね。それも良し。片想い万歳。赤塚くんは小動物っぽいから割とルイ子の好みに合うと思うんだ。

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