グランドマスター! 総長はお嬢さま 樹川さとみ
グランドマスター! 総長はお嬢さま (グランドマスター! シリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 樹川さとみ,松本テマリ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 文庫
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そんなにマジメで、肩こらない?
数十年ぶりに誕生した姫総長率いる〈黎明の使者団〉。お目付け役を任されたハルが対面した姫総長シーカは、美少女だが変人の上、使者団の面々も不真面目な連中ばかり。爆発寸前のハルだったが!?
ねじまき博士は一巻しか読んでないんですけど、終わっちゃったんですかねえ。樹川さとみの新刊。イラストが松本テマリ、出てくるキャラは男ばかりということで、最近のコバルトのニーズに対応。…………。まあべつにそんなアレじゃないですが。でもやっぱ野郎ばかりなのはなー、女の子欲しいよー。
ファンタジーです。楽魔女テイストですね。主人公である屈強な男団長がぽわぽわお嬢様総長に振り回される話。二人とも一筋縄ではない性格のようで。ぶち切れハルが‘意外と不良’エイザード師匠を彷彿とさせます。
〈黎明の使者団〉団員が多くて全員を把握できず。何人いるんだ?今後一人一人のキャラの掘り下げでもやるのかしら。腰ミノ男ドゥルガさんの挿絵が無かったのが残念。たぶんそれなりにキリっとカッコイイんじゃないかとは思うんだけど、いかんせん私の脳内では腰ミノといえばキタキタ親父しか浮かびません。超フェミニストな色男が好きかも。どんなに美形でも男には全く反応しないところとかが。
楽しい小説です。が、楽魔女と似てるもんだからどうしても楽魔女と比べてしまって、そうするとちょっと見劣りしてしまうわけだ。やっぱり女の子がいい。とは言え楽魔女が良すぎるんであってグランドマスターもしっかりおもしろいのでオススメ。
樹川さんって現代モノあんまりやらないですね。読みたいんだけど。箱海のラジオの間みたいなかんじのやつを。
「あまりにいいお尻だから、つい。これ本物?」