夏と花火と私の死体 乙一

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)

九歳の夏休み、私は殺されてしまったのです……。少女の死体をめぐる兄妹の暗黒の冒険。斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、天才少年・乙一のデビュー作、ついに文庫化。

ホラー二作。集英社文庫のほうはホラーなんですかね。ホラーは嫌いなんだけど、乙一さんの場合は怖さが前面じゃないので大丈夫。

• 夏と花火と私の死体

乙一氏のデビュー作。なんと執筆時は１６歳だとか！凄い、凄すぎ、１６歳でこれは、こりゃあ確かに天才とか言われるよ。
もう文章が上手い。設定もおもしろいけど、この文が上手すぎる。同じプロットを渡されてもここまでの文を書ける奴がどれほどいようか。私には書けない。
とてもホラーらしい話。

• 優子

私が予想してたオチと違った。私は語り部が人形だと思っていたのよ。でもわりと普通なオチに。