CROWN 1 中西達郎

クラウン 1 (BLADE COMICS)

クラウン 1 (BLADE COMICS)

うわーい中西達郎の新刊、いつの間にか出てたんだー、と意気揚々と購入。2006年8月発行でした。いつの間にどこの(略)。ドリムゴード大好きなんで、私、中西達郎のコレは心待ちにしてたんですよー。思いっきり見逃してて説得力無いけど。この人の話は読み手を選びます。設定厨さんにオススメ。ああ、でも緻密に練られた設定ではなくて、ハッタリとか荒唐無稽な設定が多い。戯言に近いかな。私は大好きだが!!
さて、カラー扉絵でいきなりきたよコレ、剣太郎の年表。ラ、ラスボスぅぅ!?今度も全開だな中西達郎!!4月1日好きだよな。さて王冠戦争終結までちゃんと描けるのかな。某クリムゾンクラウドのように途中がすっ飛ばされたりしませんように!
内容は『超大河戦史ファンタジー』だそうで。いきなり王子だと言われて命狙われたり宣戦布告するハメになっちゃったりする高校生が主人公。本当に主人公かどうかはこの人のことだからまだ不明だけど。超強い三つのしもべも付いてくる。
多数決とか、「よろしい。受けてたちましょう。ですが御覚悟を」周辺の台詞まわしとか、冒頭のシーンが三話先で繰り返されたり、相変わらず演出が…私好みだ!三獣騎の3人はもうちょっと濃いキャラでもよかったんじゃ?今でも結構濃いけど凡人の域を出ない。個人的な好みを言うと狂ノ助はスクライドのストレイトクーガーばりの饒舌キャラがいいな。
巻末には今後出てくるんだかどーだか微妙なクラスメート41人全員の名前と一言紹介みたいのが付いてきます。偽名、凡人、変人、謎って。なんてクセのあるクラスだ。しかし1コマしか出てないような人が主人公並のパラメータを持っているから油断できない。
カバー下はいつもの対談。分かりやすく…っていうんならまず分かりやすい名前を付けるところから始めてください!覚えられません!ああ、剣太郎が皇爵じゃないんだったら剣太郎がラスボスじゃない可能性もあるわけだ。全くの無関係でもなさそうだけど。
それにしてもツッコミやすいというか、考察しがいのあるというか、すげー長文だよコレ。